日本における現存する温室としては最古の「名古屋市東山植物園 温室前館」に足を運びました。
東山植物園 温室前館 とは?
日本最古の温室
1936年に竣工した最も古い温室。
太平洋戦争(1945年)や伊勢湾台風(1959年)により、ガラスが破損することはあったが、その都度修理して使い続けてきました。
重要文化財・保存修理
2006年に国の重要文化財に指定されています。
2013年から保存修理を行い、2021年にリニューアルオープンしました。
正面に池が整備されており、水面に映る姿が素敵です。
外観・内装
中央正面
中央正面にある入口。この銘板も当時のものでしょうか。
温室 内部
鉄のガラスを用いた建築は、第1回ロンドン万博のパビリオン「水晶館」(1851)が代表的。
日本においては、最初期の鉄骨造温室建築。
鉄とガラスを用いた造形的特性を顕著に示しています。
“温”にするメカニズム「ギルド放熱器」
「ギルド放熱器」は、温水の熱を空気中に放ち、温室を温める装置のこと。
いまは生産されておらず、ほとんどが建設当初のものを修理して使っています。
私が訪れたのは9月のこと。なかなかの猛暑で、こちらは稼働していませんでした。
東山動植物園 紹介
東山動植物園は、名古屋市営地下鉄 東山線「東山公園駅」から徒歩3分。
約60haもの広さがあり、動物園では約500種の動物を、植物園では約7000種の植物が展示されています。動物の飼育種類数は日本一とのこと。
観覧料は、大人は500円、中学生以下は無料!
なかなかお財布にやさしい!(笑)
市営地下鉄・バスの「一日乗車券」や「ドニチエコきっぷ」の提示で割引もあります。
営業日時などは公式WEBサイトをご覧ください!